コーキングの劣化、見た目じゃわからない3つのサイン
2025.04.21 (Mon) 更新
こんにちは!豊中市で屋根修理、外壁塗装、防水工事をしているホームトップです。
外壁の隙間を埋めてくれている“コーキング”。
正式にはシーリングとも呼ばれ、外壁や窓まわり、屋根など…家のさまざまな部分で活躍する代物です。
よく「コーキングは10年が目安」と言われますが、
実は見た目だけでは劣化が分かりづらいケースも少なくありません。
私たちも現場に出ていてよく思うのが、
**「表面はキレイに見えても、中身がスカスカ」**というケースが結構多いということ。
そこで今回は、見た目では分かりにくいけど“実は劣化している”コーキングのサインを3つ、
ご紹介させていただきます!
【サイン①】触ると“指に粉”がつく
外壁のコーキングを触ってみて、
指先に白っぽい粉がつくことありませんか?
これ、**「ブリード現象」**と呼ばれるもので、
コーキングの中の可塑剤(かそざい)が劣化して表面に出てきている状態です。
これが起きているということは、
コーキングがもともと持っていた「柔らかさ・伸縮性」がすでに失われつつあるという証拠。
しかも厄介なのが、この段階では見た目にはほとんど変化がないんですよね…。
「なんとなく古く見えるな」くらいの印象かもしれませんが、
この時点ですでに防水性はかなり落ちてしまっています。
【サイン②】雨の後、コーキングの“まわりだけ”が濡れている
これ、現場でお客様と一緒に確認して気づくことが多いのですが、
雨が降ったあと、外壁全体が乾いてきてるのに、コーキングの周囲だけがジメッとしてる…。
これは、中に水がまわって外に染み出してきているサインかもしれません。
コーキングの劣化が進むと、外壁材との間にごく小さな隙間が生まれます。
そこからじわじわ水が入り、内部の断熱材や木部にまで影響を与えるケースもあります。
表面に大きな割れがなくても、
「水が抜けない」という現象が見え始めたら要注意です。
【サイン③】夜になると“目地が浮いて見える”
「え?なにそれ?」と思われたかもしれません。
実はこれ、コーキングが“痩せている”ことによるサインなんです。
太陽が沈み、斜めからの光や街灯に照らされたとき、
古くなったコーキング部分がまるで“目立って浮いて見える”ことがあります。
新品のコーキングは外壁とフラットに密着しているため、目立たない。
でも、劣化が進むと収縮して痩せてしまい、少しへこんで見えるようになります。
これは、目地の中に隙間ができている可能性が高いので、
放っておくと水の通り道になりやすくよろしくない状態です。
放っておくと…こんな被害につながるかも
コーキングの劣化をそのままにしていると、
実際に以下のようなトラブルに繋がることがあります。
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外壁の内側に水が回り、構造材の腐食
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外壁塗装の劣化が早まる(防水性が落ちる)
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雨漏りに気づかず、天井や壁紙にシミ
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室内がカビ臭くなり、健康被害が出ることも…
実際、私たちが点検に伺ったお宅の中には、
**「見た目はキレイだったけど、開けてみたら木が腐っていた」**というケースもあります。
じゃあ、いつ点検すればいいの?
コーキングの寿命は、使われている素材や日当たりによっても異なりますが、
だいたい7〜10年が目安です。
ただし、
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南向きで日差しが強い場所
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雨がよく当たるベランダまわり
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窓枠などの接合部
こういった部分は、早く劣化する傾向にあるので、5年〜7年くらいで一度チェックしておくのがおすすめです。
まとめ|“見た目がキレイ”でも安心はできません
コーキングの劣化は、意外と気づきにくいもの。
でも、水の侵入口になってしまうと、家そのものの寿命に関わってきます。
「えっ、うち大丈夫かな?」と少しでも思ったら、
それが点検のタイミングかもしれません。
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