屋根の“漆喰”が剥がれてる家、意外と多いって知ってた?
2025.04.11 (Fri) 更新
こんにちは!豊中市で屋根修理、外壁塗装、防水工事をしているホームトップです。
普段あまり気にすることのない屋根の漆喰(しっくい)。しかし、この漆喰が剥がれている住宅は意外と多く、点検時に初めて気づくケースが少なくありません。漆喰は屋根の重要な構造部分を守るための素材であり、剥がれを放置すると雨漏りや瓦のズレなどの深刻なトラブルに発展するおそれがあります。
この記事では、屋根の漆喰について、基本的な知識から劣化の原因、放置によるリスク、対策までを分かりやすく解説をさせていただきます!
漆喰とは?屋根のどの部分に使われているのか
漆喰は、主に棟瓦(むねがわら)と呼ばれる屋根のてっぺん部分に使われている白い塗り材です。瓦の下にある葺き土(ふきつち)を風雨から守るために使われており、瓦をしっかり固定する役割も果たしています。
特に日本瓦の屋根では、次のような箇所で漆喰が使われています。
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棟部分(屋根のてっぺん)
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隅棟(すみむね)
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鬼瓦の周辺
この部分の漆喰が剥がれることで、屋根全体の耐久性に影響を与える可能性があります。
漆喰が剥がれる主な原因
漆喰は外気にさらされるため、年数が経つとどうしても劣化します。主な原因は以下のとおりです。
経年劣化
一般的に漆喰の寿命は10年から20年程度とされています。紫外線や雨風、寒暖差の影響を受けて、徐々にヒビが入ったり、剥がれたりしていきます。
地震や強風の影響
地震や台風などの自然災害による揺れや振動で、漆喰に亀裂が入ることがあります。小さな揺れでも蓄積によって剥がれの原因になります。
雨水や湿気による劣化
隙間から入り込んだ水分によって、漆喰が内部から崩れることもあります。雨が多い地域や、屋根の形状によっては特に注意が必要です。
放置するとどうなるのか?劣化によるリスク
漆喰の剥がれを放置すると、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
瓦のズレ・落下
漆喰が本来担っている「固定」の機能が失われ、瓦がズレたり最悪の場合は落下したりします。強風時に飛散するリスクもあります。
雨漏り
剥がれた漆喰の隙間から雨水が侵入し、屋根裏や壁に水が回ることがあります。これが原因で室内に雨漏りが発生するケースも多く見られます。
屋根全体の崩れ
特に棟部分の漆喰が大きく剥がれてしまうと、棟瓦全体のバランスが崩れ、屋根の構造そのものが弱くなることもあります。
シロアリ・カビの発生
雨水が屋根内部に浸透することで、木材が湿気を含み、シロアリやカビの原因にもなります。これにより建物全体の耐久性にも影響を及ぼします。
対策とメンテナンスのポイント
漆喰の劣化を防ぐには、早期の点検と補修が重要です。
定期的な点検
築10年以上の住宅であれば、一度専門業者による屋根点検を受けておくと安心です。屋根に上がらずに状態を確認できるドローン点検なども増えており、安全かつ的確な診断が可能になっています。
早めの補修でコストを抑える
軽度な漆喰補修であれば、1万円~5万円程度で対応できるケースがほとんどです。放置して大きな修繕工事が必要になる前に、早めの対応をすることで結果的にコストを抑えることができます。
火災保険の活用も検討
自然災害が原因で漆喰が剥がれた場合、火災保険が適用されることもあります。まずは専門業者に相談し、状況を確認してもらいましょう。
まとめ
漆喰の剥がれは、見た目ではわかりにくく、つい放置されがちです。しかし、屋根の安全性や住宅全体の耐久性に直結する重要な部分でもあります。
定期的な点検と適切なメンテナンスによって、大きなトラブルを防ぐことができます。「最近、屋根を見てもらってないな…」と思った方は、この機会に一度専門業者へ相談してみてはいかがでしょうか。
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