庇(ひさし)って必要なの?最近、庇(ひさし)のない家多いよね?
2023.11.01 (Wed) 更新
庇の役割と必要性について
こんにちは、皆さん!今日は、我々の生活におけるある建築要素、つまり「庇」について話をしましょう。庇は、一見すると単なる装飾的な要素に見えますが、実はそれ以上のものです。それでは、庇の役割と必要性について詳しく見ていきましょう。
庇の役割
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保護:庇の主な役割は、建物を自然の要素から保護することです。これには、雨、雪、強風などが含まれます。庇があることで、これらの要素が窓やドアに直接当たるのを防ぎます。
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日陰の提供:庇はまた、直射日光から室内を保護します。これにより、室内の温度が上昇するのを防ぎ、冷房費を節約することができます。
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美観:庇は建物に美的価値を追加します。適切に設計された庇は、建物全体の外観を向上させます。
庇の必要性
庇はその機能性と美観性から、建築設計において重要な要素となっています。特に、気候変動とエネルギー効率への関心が高まる中で、庇はその重要性を増しています。適切な庇の設計と配置は、エネルギー消費を抑えるだけでなく、快適な居住空間を提供することも可能です。
最近の住宅には庇がなく、軒から壁と垂直になっている家が多いです。そのため、樋が十分な排水を行うことが出来ず、雨漏りはしなくても雨だれが軒に伝っている住宅が多々あるように感じています。
見た目にはいいかもしれませんが、やはり庇は重要な構造ですので、設計士さんにはそのことを踏まえて住宅設計をするようにお伝えしています。中々意見が通りませんが💦
以上が庇の役割と必要性についての私たちの考察です。次回もお楽しみに!